長野県飯田市では、太陽光発電を普及させるために、高額な初期費用をゼロ

にする取り組みを考案実践している会社社長・原 亮弘さんが7月5日、前橋に

ある「県・市町村会館」で講演をされた。その中で太陽光発電と日照時間につい

て触れ、「私の住む飯田市は年間日照時間が2000時間と、太陽光発電に適し

た土地柄なのです」と話された。

 また、県・環境政策課の土井田雅和さんは、「県・産業技術センター 太陽光

発電導入について」事例発表に使用したチラシの中で「群馬県は日照時間が

全国4位(平成19年)」とあった。

 日照時間は、いずれの観測点でも、毎年変動しているので、特に太陽光発電

を考えるときには、数年間の平均値をもって、考察することが適切であると考え

られる。そこで、1971年から2000年までの30年間の平均値によって、「2000

時間と言うのはどんな数値なのか」、考察を試みた。

 理科年表によると、全国80の観測地点によるデータが表示されているが、こ

の中には県庁所在地以外の地点も含まれる。県によっては県庁所在地に観測

点の無い所もある。

 まず2000時間をオーバーしている都市は甲府(山梨県)を筆頭に、高知・宮崎

・岐阜・和歌山・高松・名古屋・徳島・前橋・静岡・津・岡山・熊谷・広島の14都市

で、甲府が2129時間、広島は2005時間だった。前橋は静岡と共に2038時間

で全国9位、。日照時間で見ると、群馬県(前橋)は、太陽光発電に向いている

地域であることが、数字からもうかがえる所である。なのに普及率は2.2%、

全国普及率の順位が24位と低く、今後普及の余地が多分に残されている事が

理解されよう。